こんにちは、Natsuです。
前回の記事で、海外就職での内定を獲得するまでの流れ・各面接で準備していたこと等…私の就活体験について紹介しました。面接を無事通過し、就職先が決まって新たな挑戦のスタートラインに立った次のステップは『渡航準備』です。
そこで今回は、『内定が決まってから海外長期滞在に向けて必要な渡航準備・公的手続き』をまとめてみました。私自身数週間後に香港渡航を控えているので、コロナ期間中の香港渡航前の準備についてお伝えします。
※現地採用か駐在員によって必要となる手続きは変わってくるかもしれませんが、少しでも参考にしていただければと思います。
海外長期滞在に向けて渡航前に準備すること
渡航前に準備する事は以下です。
- ビザ取得
- 香港事情・最新情報を調べる
- 航空券・隔離ホテルの確保
- 現地のアパート探し
- 現地へ送るものを郵送
- 公的手続き(住民票を抜く)
詳しく解説します。
ビザ取得
長期滞在する際にはビザが必要になります。香港の場合は、ほとんどの企業が、内定が決まった人達のビザ取得のサポートをしてくれるかと思います。
香港に入国する際には、入境審査の時に職員にビザラベル(シール)をパスポートの空白ページに貼った状態で提示しなければならないので、ビザの許可が下りたと同時にビザシールを日本の住所に送ってもらいました。
現在の香港事情・最新情報を調べる
現在(2020年12月)まだコロナ禍が進行していて、香港の規制や最新情報は頻繁にチェックしています。
2020年12月中旬で分かっている事として、現在の香港入境には制限があり、香港居民扱いとされる査証ビザ(就労ビザや学生ビザなど)を保持してる方のみ入境可能。また、香港国際空港に到着後、コロナの検査を受け、結果が出るまで8〜12時間程空港で待機があります。結果が陰性の場合は政府指定の隔離ホテルに送られ隔離生活をしなければなりません。
ホテル隔離については、従来14日間の強制隔離でしたが、2020年12月中旬に規制が変わり、計21日間の強制隔離になりました。
航空券・隔離ホテルの確保
✔︎ 航空券
香港渡航が決まれば、航空券を購入しなければなりません。いつも使っているスカイスキャナー
で探しました。今回はコロナの影響で地元から香港までの直行便が無くて東京経由のフライト。
沖縄→東京→香港でトータル4万2千円程でした。
追記:2022年11月頃から香港⇄沖縄の直行便が再開しました
✔︎ 隔離ホテルの確保(※現在はホテル隔離必要なし)
香港に入国する為には14泊以上21泊以上の指定ホテルの予約証明書(英語、または中国語)を提示する必要があります。政府から指定されたホテルがいくつかあり、そこから宿泊したいホテルを選んで公式サイトから予約します。(ホテルは指定ホテルリストからチェックできます。)
指定ホテルは格安ホテルから高級ホテルまであり、1泊約5000円〜12万円とピンキリです。ホテルによっては食事が付くところもあります。
私が予約したホテルは1泊3食付きで9000円ほどしました。
ホテルを14泊分予約してから1週間後に規制が変わり、14日強制隔離が21日間の隔離に延長された為、随時ホテルに連絡し7日間延長で予約しました。
14泊予約で10万円以上したのに、そこに追加7泊は金銭的に苦しい… けど他にオプションはありません。
現地のアパート探し
現地での住居探しも日本にいる間にやっていました。香港の家賃の高さは世界でトップ!
家賃相場としては、エリアによって変わってきますが10万円以上はするのが当たり前。なのでルームメイトを探して、シェアハウスをするのが一般的です。
私は、香港人の彼と一緒にアパートをシェアするので、ありがたいことに彼が不動産を通していくつかアパートを回ってくれました。そして写真や動画を送ってくれて、私達2人の条件に合ったアパートを契約しました。
✔︎ 私達のアパートの条件
- 家賃10,000香港ドル(約13万程)以下
- MTR駅が徒歩5分以内
- 香港島内のエリア
- 家具付きの部屋
- トイレとシャワーが別
- 1ベッドルーム付き
この全ての条件を満たしたアパートに決めました。280sqft程の広さで10,000香港ドル(約13万円)です。
※2021年1月時点でのレートで計算
香港ではオーナーと家賃交渉をすることが可能で、私達が決めたアパートも元々は13万香港ドル(約17万円)でしたが、なんとか値下げてもらえることが出来ました。
香港では、通常1年契約が普通で、2年目からは家賃が上がります。なので、ほとんどの人が2年目はまた別のアパートを探すかと思います。
現地へ送るものを郵送
スーツケースに入らない私物は、現地のアパートの住所に郵送しました。
海外郵送では、ダンボールの中身を細かく記入しなくてはならないので、荷物を詰めるときには何が入っているのか、各品の数量もメモに取りながらパッキングしていたので、郵送するときは楽でした。
メモしておかないと、後から郵便局で中身を全て取り出さなければならないので、事前に準備しておくことが大切です。また、生活用品はほとんど現地調達できるので、郵送するものは最小限に抑えることをオススメします。
公的手続き(住民票を抜く)
長らく日本を離れる方は国民年金、国民保険、住民税等に関しての公的手続きが必要になってきます。
私が行った手続きを解説します。
海外転出届を出す(=住民票を抜く)
海外転出届を出す事で住民票が抜かれます。
住民票を抜くには『住民異動届書』というものを役所に提出しなければなりません。海外へ1年以上滞在する場合、渡航日の14日前から住民票の海外転出手続きをすることができます。
住民票が抜かれると、以下のものを支払う必要がなくなります。
- 国民年金
- 健康保険料
- 住民税
住民票が抜かれると自動的に国民年金・国民保険の強制加入義務は免除され、住民税の請求も来なくなるという事です。
住民票を残して海外渡航する方も中にはいますが、その場合は住民税など支払わなければなりません。
✔︎ 転出届の手続きに必要なもの
- 身分証(パスポート/免許証など)
- 住民異動届書(役所の窓口にあります)
- 印鑑
国民年金・国民保険は任意で加入可能
国民年金・国民保険に関しては任意で加入する事もできます。
香港では「MPF(Mandatory Provident Fund)」という強制積立金があり、日本でいう年金制度のようなシステムがあります。そして、勤務先からは医療保険も出るので、私は国民年金・健康保険は両方とも加入していません。
まとめ
渡航前はやることが沢山!私は今回紹介したことを渡航日までの1ヶ月の間にやりました。
出発前ギリギリには友人と会ったり、家族と過ごしたりとバタバタすると思うので、渡航前準備はスムーズに進めるためにも、しっかり優先順位を決めながら早めに準備することが大切ですね。
コロナ禍での海外渡航なので、「渡航日まで無事フライトが出るのか、無事香港に入国できるのか」と緊張していますが、現地の規制情報などはフライト当日まで積極的に情報収集しながら、残りの日本での生活を存分に楽しみたいと思います。
▼渡航記録はこちら
>>コロナ禍、日本→香港入国までの記録(コロナ検査、ホテル隔離)【香港渡航/体験談①】
>>21日間ホテルでの隔離生活スタート|隔離ホテルはどんな感じなの?【香港渡航/体験談②】
ここまで読んで頂きありがとうございました!