こんにちは、natsuです。
私は高校卒業後、大学進学ではなく半年間のフィリピン・セブ島留学をしました。日本を出発したのが高校卒業式の2週間後、2015年の3月。
当時はフィリピン留学の情報が少なかったので、私は現地に到着するまで留学がどのような感じなのか全くイメージがつかなくて不安状態のまま一人、飛行機で渡航しました。
なので今回、私の実際の留学経験をもとに体験談をまとめてみました。
これを読めば、「留学ってこんな感じなのか!」とイメージできるかと思います!また、半年間の留学で得られた成果、どれくらい英語が伸びたのか、というのも紹介するのでフィリピン留学を考えている方の参考になってくれたら嬉しいです。
セブ島留学総まとめ
私が通っていた語学学校情報から寮部屋、学校付近などがどのような感じだったのかなど盛りだくさんご紹介します。
私の留学基本情報
語学学校:SMEAG クラシックキャンパス
ロケーション:フィリピン・セブ島
受講したコース:IELTS5.5
語学学校公式サイト:英語版 / 日本語版
学校設備:売店、ジム、IELTS公式試験会場・IELTSリソースセンター、自習室、学生ラウンジ、etc.
学費・宿泊費(6ヶ月):約88万5000円 ※かかったトータル費用の詳細は別記事に書いています。
授業・学校スケジュール
私が受講していたコースは、IELTS5.5のコース。
私は、マンツーマンクラス(45分)が4コマ、1:4グループクラス(45分)が2コマ、1:6〜1:8グループクラス(45分)が2コマの1日8コマの授業をとっていました。
1日のスケジュール(平日)
授業のある平日のスケジュールはこんな感じでした↓
月曜日〜金曜日
6:40 – 8:00 | 早朝スパルタ授業 |
8:00 – 8:40 | 朝食 |
8:40 – 9:25 | マンツーマン授業(スピーキング) |
9:30 – 10:15 | マンツーマン授業(スピーキング) |
10:25 – 11:10 | マンツーマン授業(ライティング) |
11:15 – 12:00 | マンツーマン授業(ライティング) |
12:00 – 13:00 | ランチ |
13:00 – 13:45 | グループ授業(リーディング) |
13:50 – 14:35 | グループ授業(リーディング) |
14:45 – 16:20 | 自習室で勉強・自由 |
16:30 – 17:15 | グループ授業(リスニング) |
17:00 – 18:05 | グループ授業(リスニング) |
18:05 – 19:00 | ディナー |
19:00 – 20:35 | 夜間スパルタ授業 ※金曜日の夜は卒業式があったのでスパルタ授業はありませんでした。 |
20:35 – 23:00 | 自習室で勉強・自由 |
土曜日の午前中はIELTS模擬試験
SMEAGクラシックでは、毎週土曜日に学校内で参加必修の『IELTS模擬試験』が行われていました。
なので、完全にフリーなのは土曜日の午後〜、そして日曜日!キツそうに見えるかもしれませんが、私は充実してる感じがして意外とそこまで苦痛ではなかったです(笑)
IELTS点数保証コース
この学校の魅力は点数保証コースがあることです。どういうことか説明すると、入学から12週間で目標としているIELTSの点数を達成できなかった場合は、コース受講を無料で延長できるのです!(出席率100%で警告0回の人のみ対象)
凄くないですか?!ある意味、SMEAGは生徒のIELTS強化に相当自信があるということではないでしょうか。
私も期間内にIELTS本試験を受けて、目標点数よりも更に上のスコアをゲット出来たので、この学校のIELTSコースには本当に力入れているな、と印象を受けました。
半年にかかった費用
6ヶ月のフィリピン留学でかかったトータル費用は約110万4000円。
学費・宿泊費・食費・娯楽費など細かい費用はこちらの記事に書いています。
フィリピン人講師の質
SMEAGはセブ島語学学校で『初』のIELTS試験会場としてブリティッシュカウンシルから認められています。その分、優秀な先生方を置いているのも特徴です。
特にSMEAGのフィリピン講師がおすすめの理由としては、
- ちゃんとした教育バックグラウンドを持っている
- IELTSのトレーニングをしっかり受けている
- ネイティブに比べると話すスピードがゆっくりなので聞き取りやすい
- 特に強い訛りがなく、きれいな英語を話す
- フレンドリーなのでどの授業も楽しく受けられる
という感じです。
また、フィリピン人はネイティブの英語に比べると話すスピードがゆっくりなので初心者にはとても嬉しい!そういった意味でも、特に英語力ビギナーレベルの方は、最初にフィリピン留学である程度英語力を伸ばして、後々アメリカやオーストラリアなどの英語圏に行く選択肢が最適だと思いました。
フィリピン人はフレンドリーなので、先生方と一緒に外食したり、遊びに行けるのもフィリピン留学の魅力だと思います!
学生寮(5人部屋)
寮は学校の敷地内にあるので安心でした。1人部屋から5人部屋まで選べるのですが、私は1番値段が安かった5人部屋!
プライバシーがないので多少アレですが、私を含め、ルームメイト達も夜寝る時とお風呂入る時以外は部屋にいなかったので特に気になりませんでした。
5人部屋にはシャワー・トイレが2つ付いていたので助かりました♪この部屋は一番端っこにあったのでどの部屋よりも多少大きかったと思います。
お風呂とトイレの写真撮ってなかった…ごめんなさい。
SMEAGの学校ポリシー
ここで生活する上での学校ポリシーも一応書いておきます。
門限
平日 〜21:00
週末 〜23:00
SMEAGは門限がすごく厳しかったです!1分でも遅れたら絶対に中に入れてくれません(笑)
その場合は近くのホテルに泊まるか、マッサージ店で朝まで過ごすことになります。
学校近くのバーで飲んで門限ギリギリにみんなでダッシュして学校まで走って帰ったのは良い思い出です。
✔︎ 外泊に関して
週末の外泊は可能でしたが、毎週金曜日のランチ時間に安全教育というものがあり、それに参加して外泊届を出せば外泊OKでした。この安全教育に欠席、そして外泊届を提出しなかった場合は無断外泊とみなされて警告を受けます。
早朝・夜間スパルタコース受講
上記でも書きましたが、SMEAGでは、入学してから最初の1ヶ月間(4週間)は早朝と夜間のスパルタ授業に参加することが義務でした。
スパルタ授業では、レクチャー形式で文法を習いました。ELCの学生からIELTSの学生まで受講しているコース関係なく全員が同じ授業を受けます。
ただ、朝6時40分からの早朝授業は結構キツかったです。
欠席許可書
欠席許可を取るときは、語学学校常駐のナースに体調を診てもらって欠席許可書を出してもらう必要がありました。欠席許可書を出さずに授業を休むと無断欠席として警告を受けます。
その他
他には、異性の部屋に出入り禁止だったり、学校内での飲酒は禁止などと学校規則がしっかりしていて、安心して過ごせました。
これらのルールを守らずに警告を何回か受けると土曜日の外出禁止だったり、点数保証制度が無効になったり…
こんな感じでSMEAGクラシックキャンパスは、スパルタ校に近い環境が整っていました。英語をガッツリ学びたい方には凄く恵まれた環境だと思います。
門限などの決まりがあることで、私も平日はしっかり勉強するモチベーションが保てました。
食事
SMEAGでは宿泊費に1日3食(土日祝2食)の食事も含まれていました。ブッフェ式だったので食べたい分取りまくりでした。毎回美味しくてついつい取り過ぎてしまうんですよね〜。
カフェテリアは意外と広い。ディナー時間は落ち着きますがランチ時間は席が見つからない程混雑します…
フィリピンの食事はあまり美味しくないと言う人もいましたが、私には何故か凄く合っていました(笑)日本にいた時よりもたくさん食べていて、6ヶ月で4キロ太りました。
学校の食事が合っていなかった人達は、カップラーメンを売店で買ったり、外食していました。
セブ島の治安
セブ島はフィリピンの中でも比較的安全と言われていますが、日本に比べると治安は悪いですね。
私が通っていた学校の女生徒で、学校前を一人で歩いていたら後ろからバイクに乗った男にカバンを取られそうになったそうです。少しのかすり傷で済んだらしいですが、相手がナイフとか持ってたら…って考えると怖すぎる。
また、私がフィリピン人の先生達とローカルの場所に遊びに行くときにも、「カバンはしっかり前で持ってよ!」「ここは治安悪くて、カバンをナイフで切られることもあるから注意して!」と言われました。現地の人が言うくらいなので相当ヤバイですね。
フィリピンでは、スリや盗難はよくある事なので、寮の部屋でもカバンなどはしっかり南京錠などでロックをしておきましょう!また、ケータイやカバンをレストランのテーブルに置かないで下さい!私の友人はケータイをテーブルに置いて普通に席で座っていたのですが目の前でケータイを盗まれました…
日頃から十分に盗難対策をしていたら普通に過ごせます!私は6ヶ月の間に何も起こらず、無事に帰国できたので!
学校周辺
SEMAGクラシックキャンパスは、セブ市内中心に位置し、タクシーで15分くらいの所にセブ島巨大ショッピングモールがいくつかあったので買い物も困りませんでした。
映画、ショッピング、レストラン、スタバ、何でも揃っていたので休日によく行っていました。また学校から徒歩で行ける距離にバーやマッサージ店、歯医者さんもあり、不便なく過ごせました。
学校を動画で紹介
動画の方が学校の雰囲気がイメージしやすいと思うので、こちらも参考に↓
6ヶ月フィリピン留学の成果
6ヶ月のフィリピン留学でどのような成果があったかというと…
- 日常会話に困らない英語力が身につく
- 海外大学の申請に必要なIELTSスコアを取得
- 人生のターニングポイントになった
詳しく解説します。
日常会話に困らない英語力が身につく
私が通っていた語学学校ではマンツーマン・グループ授業を含み、1日最小8時間は英語漬けでした。特に朝の授業は全部マンツーマンでした。また、私は韓国人の友人と遊びに出かけることがほどんどだったので、日本語を使う機会が少なかったです。
英語を話さなければいけない環境にいたのでスピーキングやリスニングがグッと伸びました。
英語力アップについては別記事も参考にして見て下さい。私が実際にやっていた方法です。
最初は拙い英語でゆっくり話したり先生が言っていることが理解できないこともよくありましたが、1週間英語をずーっと聞いていると私だけに限らず、誰もが徐々に聞き慣れてくるのは間違いないです!
3、4ヶ月あたりからは日常会話は特に困らないレベルまで身につき、気づけば一人でショッピングしたり、タクシードライバーとお喋りするのも出来るようになっていて、英語を話すのが怖く無くなります。
たまに相手に通じない時があっても、慌てずに違う言い回しを使いながらスムーズに会話ができる力が自然と身につきました。
『全く困らないレベル』までは程遠かったですが、留学前に比べると大きく成長できたのは確実です。
海外大学の申請に必要なIELTSスコアを取得
私のフィリピン留学の目的は「海外大学に進学するためのIELTSスコアを取得する事」でした。特にココ!という大学は決めてなかったのですがほとんどの海外大学がIELTS5.5が必要というのは事前に調べていたのでIELTS5.5コースを受講しました。
上記で解説したようにSMEAGはIELTSに力を入れていて、毎週土曜日にはIELTSの模擬試験に参加しなければなりませんでした。模擬試験を受けると数時間後〜1日では結果を確認することができ、翌週の授業ではテストで間違ったところを先生に教えてもらいながら、自分でも夜に復習したりしてました。
IELTSを勉強するのが初めてでも、SMEAGではIELTS本試験に向けてしっかり対策を練ることができるので本当にベストな学校でした。
IELTS本試験での結果は?
私の留学初日のIELTSの点数は3.0でした。
そして留学4ヶ月目に本試験を受けての結果が…
トータル6.0のスコアを取得することができました(海外大学進学に必要な点数はIELTS5.5以上)。今まで受けてきた模擬試験での点数と比べても最高点を取ることができて嬉しかったです!
人生のターニングポイントになった
フィリピン留学は、私の人生のターニングポイントとなり、自分自身を大きく成長させてくれました。高校卒業まで凄くネガティブな性格の私でしたが、フィリピン留学で多国籍の人達に出会い、価値観が本当に変わりました。
フィリピン留学後にも海外に身を置きたいと思い、カナダ/バンクーバーでワーホリを経験したり、香港の4年大学でホテルマネジメントを学び、シンガポールで6ヶ月間5つ星の外資系ホテルで働かせていただいたり…
今海外で活躍できているのもフィリピン留学が始まりでした。
18歳の時、大学進学ではなく自分がやりたいことを優先しフィリピン留学を選んだことは本当によかったな、と思います。
最後に留学を考えている方へ
留学に行くことで100%英語が満足するまでに上達するかというのは保証はできません。その人の努力次第です。
ただ英語面以外に、世界で頑張っている人達に出会うことで価値観が広がったり、自分の生まれ育った日本を客観的に見ることで日本の良さを知ったり、などなど留学することで学べることは沢山あります。
18歳まで周りの目を気にして生きていた私が、高校卒業後は周りとは違う『海外留学』という道に進み、6ヶ月間のフィリピン留学をきっかけに価値観や考え方が180度変わりました。その後は自分がやりたい事に全力で取り組み、そして憧れだった海外大学に進学し、無事卒業することができました。
初めて留学に行くのは不安でいっぱいですよね。
私の高校の友人もクラスメイトもみんな卒業後は日本の大学に進学し、自分一人だけ『海外留学』に行ったので「帰国後はどうなるんだろう」などと考えながら不安で一杯でした。
ですが人生1度きり。やりたいことをやらないなんて勿体無いです。
私は留学を通して、自分の可能性や選択肢が凄く広がり、留学して本当に良かったとずっと思っています。留学を考えている方は、是非夢に向かってチャレンジして欲しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございます!