こんにちは、natsu です。
私は「大学受験から逃げたい」という想いから高校卒業後に海外に行くことを決断しました。
≫参考:私が高校卒業後に日本の大学進学ではなく海外留学を決めた理由
しかし留学の学費の高さから現実を突きつけられ、比較的安い留学先を模索していた高校3年の夏休み前、エージェントに紹介された(田舎の)オーストラリア留学を考え始めました。
その後も大学に必要な検定試験の資格スコア、大学準備コースで語学を習得、また学費面が必要、などと色々問題に直面するわけです。
オーストラリア留学は本当に安い?
オーストラリアの田舎に留学となると、確かにアメリカやカナダ、イギリスなどに比べると比較的安めかもしれない。だけどやっぱり安い!ってはならないわけです(泣)
そして大学進学前に大学準備コースで語学を学びながら、必要なIELTS検定の勉強もしなければならない。大学準備コースの学費で結構取られてしまう、と思いました。それに、大学準備コースって結局は語学留学みたいなもので、そこでIELTSの点数を取れば大学に申し込むことができるということに気づきました。
ということで、もっと安い語学留学、且つIELTSが取得できる場所を探すことになりました。
母がネットで『セブ島留学』を見つける
私の調べてる姿を見て、本気度が伝わっていたようで片方で母も同じ考えで安くて安全な留学を調べてくれていました。そこである日、母がネットで見つけた「セブ留学」がきっかけでフィリピンのセブ島留学の話が出てきました。
母が見つけたネットでは、セブ留学が他の英語圏で留学するよりも安くて、格安留学を探している人達に人気が出てきているとのこと。
当時は今みたいにフィリピン留学がメジャーではなくて(当時2015年)、私を含め、私の友人もフィリピンが国なのか何なのかもよくわかっていませんでした。
ただ、私と母は『格安留学』という言葉に惹かれ、それからはフィリピン留学について調べ始めました。(単純ですね。)
エージェントに相談
私の地元にセブ留学を取り扱うエージェントがあるということをネットで知り、母と一緒に相談しに行ってみました。
留学エージェントで話を聞いてみる限り、セブ島留学は良いことだらけ!
- フィリピンでは英語が公用語
- めちゃめちゃ学費が安い
- マンツーマンのクラスがある(オーストラリアはグループクラスしかありませんでした)
「おっけい、フィリピン留学だ。決まりっ!」
って感じで話が進んでいきました(笑)
語学学校選びで重視したこと
私は出来るならば、「海外の大学に行く」というのが目標だったため、そのためにはIELTS(世界基準の英語検定資格)で必要な点数を取ることが必須でした。
なのでIELTSに特化した学校を探した結果、『SMEAG』という語学学校をエージェントに勧められました。最近は結構人気が出てきている学校で、日本人留学生も増えているイメージです。
この学校の特徴としては、
- 授業が多い(IELTSのスピーキング、リーディング、ライティング、リスニングを中心とした授業)
- 毎週土曜日はIELTSの模擬試験がある
- 学校内に寮があり、3食ついてくる
- セキュリティーがしっかりしていて、門限も厳しい(親にとっては安心)
私は本気で海外の大学に行きたかったので、ガッツリIELTSの勉強が出来るこの学校を選ばない理由がないと思いました。
セブ島に語学留学をすると決断し、父にも宣言
父は最初海外留学については大反対していたのですが、私が以前から留学エージェントに電話をしたり、色々調べ物をしていたことを知っていたので私の本気度が行動から伝わっていたらしい。
3、4ヶ月ほど後にやっと「本気なら頑張れ」と応援してくれるようになりました。お父さん、ありがとう(泣)
ひたすら自分を信じて突き進んだ日々(留学前)
また、私の高校では大学進学を(ほぼ)100%支持していたので語学留学するなんて簡単に人に言えませんでした。
担任の先生にも相談したのですが、やはり賛成はしてもらえませんでした。
「留学は大学行ってからでも遅くないよ、大学はちゃんと行ってからが良いよ」
過去にもこのような道に進んだ先輩がほとんどいなくて、高卒で留学に行くというのも私一人だけでした。他の人達と違う道に進むことはやっぱり怖いし不安しかありませんでした。
しかし当時の私は「今すぐ留学に行きたい」という意志が固く、また、後々大学生になってから今みたいに海外留学に行きたいという強い感情は無くなるんじゃないかと、そうなる気持ちになる方が怖いと思うくらいでした。
なので先生方に反対されようとも私は今の気持ちを信じて、絶対にフィリピン留学に行くと決めました。
セブ留学を決めてからは、毎日英語勉強だけに集中
セブ留学を決断してからは、「大学受験も受けない」と決めました。(お母さんとの約束は守れなかったけど)
英語を本格的に集中したかったからです。なのでそれからは高校で使っていた英単語の本を何周もやりまくり、英検2級も卒業までに取りました。
その反面、大変なこともあり。
一番苦しかったことは、学校で毎週大学受験のための模擬試験があったことです。大学受験をしないと決めてから英語以外の科目を一切勉強しなくなった私にとって模擬試験はきつかったです。
その時の自分には英語だけ集中したかったし、無駄な教科に時間を割いてるのも苦痛だったし、もちろん勉強してないので結果は酷い点数でため息の繰り返し。
自習時間も自分一人だけ英単語のみをやっていたので他のクラスメイトからしたら自分が何をやっているのか、と疑問に感じる人もいたかもしれない。それでもひたすら英単語をやりまくっていました。(ある意味クラスにいることは精神的にもきつかったです。)
家に帰ってからは、英単語を覚える他にもスピーキングに慣れるためにスカイプ英会話もやり始め、週に2回ほどフィリピン人講師と英会話を練習していました。
高校卒業までに着々と渡航準備
卒業までには、航空券や現地の寮確保など、留学エージェントと定期的に語学学校の話を進めて渡航日まで過ごしました。
あとは、スーツケースの購入だったり、フィリピン渡航の必需品をとにかく調べまくって爆買いしてました。
高校卒業を迎え、2週間後にはセブ島に渡航 ✈︎✈︎
卒業式から、約2週間後に渡航しました。
家族や地元の友達から離れたところで生活するのは初めてで当時はドキドキと不安ばかり。
当時は沖縄からセブ島までの直行便がなかったため、大阪経由でセブ島に行きました。初めて一人で海外へ行くということだったので、家族みんな大阪までは付いて来てくれて、数日間は家族旅行を楽しみ、その後大阪から一人でフィリピンまで飛びました。
まあ、関西空港でもプチハプニングだらけだったんですが。
それから私は6ヶ月間フィリピンで英語尽くしの毎日を過ごしました。
渡航から4ヶ月で目標だったIELTSのスコアを必要点数以上取得することができました。
当時は心の底から喜びました!やればできるじゃないか、自分!!
勉強はもちろん大変だったのですが、それと同時にたくさんのバックグラウンドを持った人達と出会い、それが自分の価値観を変えるきっかけになりました。
最高なセブ島生活を過ごし、この経験が人生のターニングポイントになりました。勉強以外にも大変なことがたくさんあったので後々それも紹介していきたいです。
私が伝えたいこと
生きている中で分岐点てたくさんあって、そこでつまずいたり、迷う事も少なくないと思います。
周りが同じ道に進む一方、自分だけが違う道への興味が湧いたり、または、自分が今までこの道に進むと思っていたのに、ある時他のことに挑戦してみたいと思う事、などなど…
こういう経験に直面することって結構ありますよね。
自分がやりたい事は先延ばしにしない方がいいと思います
たとえ周りの人達があなたの決断に対して批判しても、それはあなたの人生であって、この先の道を選択するのも結局あなた本人です。たとえ自分が選んだ道で失敗したとしても、そこには「学び」や「経験」があり、そこから成長できるとプラスに考えることもできます。
逆に自分が今やりたいと思っていることを諦めたり、先延ばしにすると結局はチャンスを逃す場合もあるし、後悔することだってあります。
(↑多くの方々が口を揃えて言ってますよね。これは本当だと思います。)
「今やりたい」と思うことがあるなら今行動に移すべきです。
私がもし「大学生になってから留学をしよう」、「チャンスが来た時にセブ留学しよう」と思ってそのまま行きたくもない大学に進んでいたら、後悔しかなかったと思います。高校生の時の自分と何も変わらず周りの目を気にして、自分らしく生きることができなかったと思います。
その時の「絶対に海外の大学に行きたい!」「留学したい!」という感情や情熱が大学生になった後でも同じようにあるかは保証されないし、後々環境が変わることで気持ちも変わることは多いと思います。
私はフィリピン留学をしたことで、自分の価値観や考えが変わり、今では周りの人に「ポジティブになったね」「本当にいい方向に変わったね」と言われるようになりました。
自分がしたいこと、好きなことをして生きた方が断然楽しいですよね!
留学を迷っている方へ
今現在、留学に行きたいけど迷っている方、仕事があるから留学を諦めようとしている方、私は心の底から海外留学をオススメします!!!
「でも仕事もあるし、仕事辞めてまで行くべきかな?」
「あとで余裕が出来た時に行けばいいかな」
と思う方もいるかもしれません。
フィリピン留学期間中、私は色々な方に出会いました。
大学を休学して、語学留学に来ている人、30代という年齢で安定していた会社を辞め、海外大学院進学を目指している人、など本当に幅広い年齢層の方々が自分の夢を追いかけるために世界で頑張っているのです!
留学期間中に出会った人達は、年齢関係なく自分がしたい事を自分がしたい時にやっている人が多く、みんな本当に輝いています。
私もそういう人生を送りたいと思いました。
勇気を持って最初の一歩を踏み出す事で、そのあとは何も怖いことなんてないと思います。挑戦を恐れずに、もっともっと新しいことにチャレンジして欲しいです!
最後に私の好きな名言集を送ります(笑)
(人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか)ヘレン•ケラー
(明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。)ガンジー