こんにちは、香港在住のNatsu(@nacchan_hk)です。
2020年までは学生として住んでいた香港ですが、会社員となってからはまたライフスタイルや香港の見方も色々変化しており、今回は社会人視点から思う香港移住のメリットとデメリットを紹介したいと思います!
以前、まだ私が学生だった頃に「【まとめ】香港の良いところ8つ」という記事を書いているので、そちらも是非読んでいただけると嬉しいです!
香港に住むメリットとデメリット
✔︎ 香港に住むメリット
- キャッシュレス支払いサービスが充実してる
- ショッピングだけでなく、海や山のレジャーも楽しめる
- 日本人にとって馴染みやすい
- 色々な国の人と繋がれる、刺激が多い
- 食事のバラエティが豊富
✔︎ 香港に住むデメリット
- 家賃が高い
- 医療費が高い
- 無料wifiが制限無しで使えるカフェが少ない
- 人口密度が高すぎて心身ともに疲れることが多い
香港に住むメリット
まずは香港に住むメリットをご紹介します。
キャッシュレス支払いサービスが充実してる
香港はキャッシュレスサービスが充実しており、現金を持ち歩かなくても食事・買い物が簡単に済ませられます。
香港に住んでいれば誰もが持っている交通系ICカードの『八達通(オクトパスカード)』では、電車やバス等の交通利用以外にもマクドナルドやコンビニ、ローカルレストラン、スーパー、映画のチケット販売機などと幅広いエリアでお支払いができます。
オクトパスカードの他にも、中国本土の2大決済アプリ「アリペイ」、「ウィーチャットペイ」やApply Payなども主流です。
ショッピングだけでなく、海や山のレジャーも楽しめる
都会である香港は、アウトレットやブティック、高級ショッピングモールがいたるところにあり、買い物好きにはたまらないでしょう。
買い物天国として知られる香港ですが、実は自然スポットも豊富なのです。
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30分ほどフェリーに乗って島に行けば、忙しい都会から少しリラックスした週末が過ごせますし、また、山も多く、初心者から上級者まで満足できる絶景ハイキングコースがたくさんあります。
毎週末、お金をかけずに自然を楽しめるのも香港の魅力です。
日本人にとって馴染みやすい
香港は日本人にとって馴染みやすい街の1つではないでしょうか。
日本食のお店もたくさんありますし、ドンキ(Don Don Donki)やSOGO、イオンでは日本の製品や食材が豊富に揃っており、必要なものはほとんど手に入ります。
世界各国から多くの人が集まる香港は、異文化を受け入れやすい環境が整っています。
日本のカルチャーやアニメが好きな人、日本語を勉強している現地人も多く、気分を害するような差別など受けることはほとんどないと思います。むしろ良くしてくれる人が多い印象です。
色々な国の人と繋がれる、刺激が多い
アジア有数のハブシティである香港には、香港人、中国人、アジア人、西洋人と色々な人種の方が住んでおり、どこに行くにも刺激と活気が満ち溢れています。
街中を歩いていると、香港らしい派手な看板や屋台などが入り混じるカオスな雰囲気が味わえるだけでなく、お洒落なショップやカフェ、壁画アートが立ち並ぶモダンな風情も楽しめるのです。
こんなに狭くてごちゃごちゃした街からは想像できないくらい、レトロモダンな光景や様々なカルチャーが肌で感じられる香港は、6年経った今でも新鮮で魅力的だな、と日々感じています。
多国籍料理が豊富
香港は、食の選択肢が非常に豊富で多国籍な料理が楽しめます。
広東料理や中華料理はもちろん、韓国、タイ、ベトナム、インド料理などのアジアンレストランも結構本格的でめちゃめちゃ美味しいんです!!
尖沙咀(チムサーチョイ) にあるコリアンストリートとも呼ばれている『Kimberley Street(金巴利街)』には、韓国料理レストランや韓国食品の店などが立ち並んでいたり、『重慶大厦(チョンキンマンション)』では本場の味に近いインド料理が楽しめたりと、様々な多国籍フュージョンレストランが多彩に揃っています。
レストランだけでなく、『小食(シウセッ)店』というB級グルメが楽しめる屋台のようなお店も街中どこにでもあり、小腹が空いた時にスナックがてらに食べられます。
値段は1つHK$5~15と激安!天ぷらやシュウマイ、串物、魚のすり身スープ、ワッフルなどと種類が豊富で、味もすごく美味しいです。
香港に住むデメリット
どんなに良い国でもデメリットもあります。
香港に約6年在住した今でもちょっとな~と思うデメリットも包み隠さずお伝えします!
家賃が高い
ご存知の方が多いかもしれませんが、香港の家賃はとにかくバカ高いです。
香港の住宅のほとんどはマンションタイプで、家賃相場はあまり正確には分からないのですが、目安は20平米(215スクエアフィート)の住宅で月に約12,000香港ドル以上(約17万円)すると言われています。
郊外に行っても、少し部屋の面積が広くなるだけで、家賃がそこまで下がることはありません。
また、香港では賃貸物件のほとんどが分譲マンションなので、オーナーさんが物件を個人所有することが多いです。
なので同じエリア、同じ棟のマンションでも、家賃や物件の状態がまちまちなのが結構よくある事で、物件の契約条件や家賃もオーナーさんと直接交渉します。
私が住んでいるマンションは254スクエアフィート(約23.5平米)の大きさで、元々は13,000香港ドルだったのですが、オーナーさんと交渉して月10,000香港ドルで住ませてもらっています。
医療費が高い
香港には健康保険が存在しません。医療費は自己負担となるのでもちろん高額です。
会社によって社会保険的なものには入れられるのですが、そこまで多く費用をカバーしてもらえるわけではないので、医療費はかなりの出費になるかと思います。
私の場合、肌荒れでクリニックの先生に診てもらったことがあるのですが、一週間分の薬をもらっただけで、810香港ドル(約1万2000円)しました。
また、歯医者さんでは特に治療せず、先生に診てもらうだけで、3000香港ドル(約4万3000円)払わなければなりませんでした。
結構高いですよね、、、
香港の方はちょっと風邪気味や体調不良になったら、街中どこでも見つかる漢方薬やハーブティーを飲んで悪化を防ぎます。
無料wifiが制限無しで使えるカフェが少ない
ネット環境が整っている香港ですが、意外と時間制限なしで使える無料wifiを提供しているカフェは少ないと感じます。
例えば、香港にくると日本人の方みんな驚くのですが、香港のスタバのwifiはパスワード付きで30分の制限があります。。。(ー_ー)
香港には色々な人がいるのでWifi無制限にすると多分1日中滞在する人が出てくるからであろう(笑)
何か購入してレシートをもらったら、その下に書かれたWifiパスワードを使用するのですが、30分後に制限が切れるので、それ以降はまたレジに行ってパスワードを発行してもらわないと使えないです。
特に最近は在宅勤務が増えて、たまにカフェで仕事するのですが、中々いいロケーションでWifi無制限のカフェがまだ見つかっておらず、、カフェ探し中です。
また、ショッピングモールや地下鉄でも無料wifiにアクセスは出来ますが、15〜30分と時間制限があったりと、意外と不便を感じることがしばしばあります。。。
人口密度が高すぎて心身ともに疲れることが多い
香港は人口密度が高すぎて、どこにいっても人混みで溢れています。
喫煙率も高く、歩きタバコしている人が多いので煙たくて仕方ないこともしばしば。。
また、競争率も高く、レストランのテーブル、電車のイス、スーパーのレジ、、、何もかもがスピードの取り合いです。
レストランによりますが、日本のようにお店の人が案内してくれることはないので、自分で座る席を確保しにいきます。モタモタしていると、後から来た人に席を取られたりするので席探しもスピード勝負です。
また、レストランでは食べる時間に制限があったり、食べ終わる頃には別のお客さんが真横で席を待っていたりと焦らされます。
スーパーやセブンイレブンではレジの列が長く、会計であたふたしていると店員に「はあ~~~」と大きなため息をつかれることも。。。
このように急速なテンポで過ごす日常は、心身ともに疲れてくることも多いかと思います。
だからこそ、休みの日は島に行ってゆっくり過ごしたり、大自然な景色を見ながらハイキングしたり、美味しいグルメを食べ歩きしたり、、、などしっかりオンオフ分けるのが大事!
まとめ
香港は移住するメリットとデメリットを紹介しました。
人それぞれ生活の質や合う合わないがあると思うので、個人差はあると思いますが、慣れてしまえば香港はとても住みやすいと思います。
私も住み始めた当初は色々カルチャーショックを受けましたが、今では特に苦なく生活できています。
香港移住を考えている方は、香港のメリットばかりに目を向けるだけではなく、日本との違いやデメリットもしっかりと理解すること大切だと思います。
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