こんにちは、香港在住7年目のNatsu(@nacchan_hk)です。
香港は家賃や物価が高い都市として有名ですよね。
ですが、少し工夫すれば家計・生活費を抑えることができます!
今回は、物価の高い香港で生き抜くために、簡単に賢く節約する方法をまとめてみました。
紹介する中で何か一つでも参考になれば嬉しいです。
先ずは毎月の支出項目を把握する
先ずは、どんなジャンルで月どれくらい出費されているのか知っておくことが大事です。
私は、『家計簿おとなのおこづかい張』というアプリを使って、毎回の支出額を記録しています。
固定費(家賃・携帯代・奨学金代 等)、交通費、食費、ショッピング・交際費、等とカテゴリ別に記録できるので、毎回どこで多く使ってしまってるか把握でき、どこで削減できるか見直すことができます。
<画像元:App Store>
私は、『月に自由に使える金額(ショッピング、交際、外食など)』を決めて、もしその予算を上回ってしまったら、その上回った金額を次の月で支出として計算し、毎月の使いすぎを防ぐようにしています。
月末にはエクセルシートに各カテゴリでの出費額・収支額をまとめて、毎月どれくらい貯金ができているのかも頻繁にチェックしています。
毎月の貯金額を確認することで、前の月よりも節約できてたら嬉しくなり、今月も頑張ろう!って気持ちになります。
香港での節約方法8選
①家賃を見直す
②交通編
- 香港島間での移動は路面電車(トラム)を使う
- 中環/灣仔⇄尖沙咀の移動はフェリーを使う
③オクトパスカードの利用による割引
- 鐵特惠站(MTR Fare Saver)と補貼領収站(Subsidy Collection Point)を活用
④買い物・食事編
- 買う食材によって買い場所を使い分ける
- ミネラルウォーターは買わない
- 外食先は安いローカルレストラン
香港節約術① [家賃を見直す]
香港生活の中で、一番多くの割合を占める出費は家賃ではないでしょうか。
私が住んでいるマンションは254スクエアフィート(約23.5平米)の大きさで、月10,000香港ドルです。日本円で言うと17万円ほど。
幸いなことに私は彼と一緒に住んでいるので、家賃は半分の5000香港ドル払っています。
家具付きの部屋を重視で探す
- 家具付きの部屋を探す
- 立地がいいところ、交通機関に困らないロケーション
家具無しの賃貸に引っ越した知り合いは、家具だけで16,000香港ドル(約28万円)かかったと言っていました。
家具を探す場合は、中古品を安価で購入しよう
Carousellは、家具や電化製品など不要な物を買売できるフリマアプリでメルカリみたいなものです。
長く使わない前提のものを新しく買うよりも、セカンドハンドで購入した方がコスパも良いですし、エコにもなります。
FacebookやCarousellでは、商品を無料で提供してる方もいるので、是非チェックしてみてください。
香港節約術② [交通編]
通常、皆さんMTR(地下鉄)での移動がメインだと思いますが、目的地によってトラムやフェリーも上手く利用すると交通費が少し抑えられます。
香港島間での移動は路面電車(トラム)
香港島を東西に結ぶ路面電車(トラム)は、どの停留所で乗り降りしても、一律3香港ドル(約52円)とすごく安いです。
例えば、日本人が多く住んでいるTai KooからCentralに行くのに電車(MTR)だと7香港ドル(約121円)かかるのですが、トラムで移動すると4香港ドル(約70円)節約できます。
電車の移動でも日本と比べると全然安いし、70円くらいケチらなくてもいいんじゃないかな?
と思うかもしれませんが、それを毎日往復で移動すると考えたら、1ヶ月で240香港ドル(約4200円)も差がつきます。1年だと2,880香港ドル(約5万円)も節約できるのです!!!
私は、仕事帰りは毎回トラムで帰宅します。何も考えずに外の景色を眺めながら家に帰るのが最高の贅沢です♪
トラムは電車に比べると移動時間が結構かかってしまうのがデメリットですが、時間に余裕があり、トラム乗り場から遠くなければ香港島内での移動は個人的にトラムがおすすめです。
✔︎トラム料金
大人(12歳以上) | HK$3.0(約52円) |
子供(〜11歳) | HK$1.5(約26円) |
シニア(65歳以上) | HK$1.3(約23円) |
※日本円は、2022年12月時点のレートで換算
(>>香港トラムについての詳細サイト)
中環/灣仔⇄尖沙咀の移動はフェリー
香港といえば、香港島と九龍半島を海上で結ぶスターフェリーが有名ですよね!
スターフェリーは中環(セントラル)、灣仔(ワンチャイ)と尖沙咀(チムサーチョイ)の3ヶ所に乗り場があり、激安なのに日中・夜も最高の景色が楽しめます。
中環(セントラル)から尖沙咀(チムサーチョイ)まで、MTRだと約10香港ドル(約172円)かかるのですが、フェリーだと上層デッキに乗っても3.2香港ドル(約55円)で行けちゃいます。
平日 | 土日祝日 | |||
上層デッキ(2F) | 下層デッキ(1F) | 上層デッキ(2F) | 下層デッキ(1F) | |
大人(12歳以上) | HK$3.2(約55円) | HK$2.6(約45円) | HK$4.2(約72円) | HK$3.6(約62円) |
子供 (3-12歳) | HK$1.9(約33円) | HK$1.8(約31円) | HK$2.5(約43円) | HK$2.4(約41円) |
シニア | 無料 |
※日本円は、2022年12月時点のレートで換算
(>>スターフェリーについての詳細サイト)
香港節約術③ [オクトパスカードの利用による割引]
オクトパスカード(香港のICカード)の利用によってお得な割引が受けられます。
以下2つのマシーンにオクトパスカードをかざすだけで、交通費が少し戻ってきます!
・補貼領収站(補助金受取ポイント)
・優惠站(MTR運賃セーバー)
香港在住の知り合いで「これは知らなかった!」という方がいたので紹介します。
■ 補貼領収站(Subsidy Collection Point)
香港では2019年からオクトパスカードの利用によるお得な割引制度が受けられるようになりました。
その割引内容が、交通機関(MTR、バス、トラム、フェリー)で月に400香港ドルを超えた場合、最大300香港ドルを上限に25%が返ってくるという制度です。
還付を受けるには、MTR駅にある『補貼領収站(補助金受取ポイント)』という青色の機械にオクトパスカードをかざせば、還付額が受け取れます。
※適用期間は3カ月以内で、これを超えると還付は受けられないので注意です
自分ではいくら交通費使ったか把握できないので、毎月16日以降に補貼領収站のマシーンを見つける度にとりあえずオクトパスかざしてます(笑)
■ 港鐵特惠站(MTR Fare Saver)
香港内には『優惠站(MTR運賃セーバー)』という機械が街の所々にあります。
MTR運賃セーバーの読み取り機にオクトパスカードとピッとかざすと、最寄駅からのMTR乗車料金が2香港ドル割引になります。
※大人用オクトパスのみ利用可
この機械はハーバーシティやセントラルのミッドレベルエスカレーター中間などに設定されています。
香港節約術④ [買い物・食事編]
自炊が節約の基本!
これはどの国に行っても共通かと思いますが、節約するにはやっぱり自炊!
外食になると、サービスチャージなども引かれるため高くなってしまいます。
私も平日はできる限り自炊をして、お仕事には弁当を持って行ってます
■ 買う食材によって買い場所を使い分ける
私は、自分がよく行くお店4〜5件ほどで購入する商品の価格を比較するのですが、意外と店によって全然値段が違います!
香港には地元スーパー、日系スーパー、Wet Market(市場)などがあり、どんな食材・商品も手に入りますが、中でも一番安く食材を購入できるのは”市場”です。
関連記事:【香港】安くて新鮮な食材が手に入る『Wet market(市場)』広東語通じなくても大丈夫!
私は、主に野菜類やキノコ類、フルーツ等は市場で揃えるようにしています。
よく行く近所の市場は少し小さめで、お魚やお肉の種類があまり豊富ではないため、そういったものは普段は地元スーパーの恵康 Wellcome(ウェルカム)で買うことが多いです。
関連記事:香港のおすすめスーパーマーケット!地元スーパーから日系、高級スーパーをご紹介
■ ミネラルウォーターは買わない(ポット型浄水器を使用)
香港の水道水は基本的に飲めます。
ただ、そのまま飲むのはやっぱり怖いので、今まではポットで一度沸騰させて飲んでいました。
ですが、水の問題なのか、ポットの問題なのか、ポットの底にサビ?っぽいのができて、コップに注ぐとサビも一緒に混じってしまうことが多々あり。。。、その後ポット型浄水器を購入しました。
普通は水道水をそのまま浄水器に入れるかと思いますが、我が家では一度ポットで水を沸騰させてからポット型浄水器に移しています。
浄水器にお湯を入れるのはダメなので、沸騰後十分に冷ましてから浄水器に移しています
普通に飲む水に関しては、ミネラルウォーターの方がいいと思う方も多いかと思うので、こちらは一例としてご参考にしてください。
私たちが使ってるのはブリタ(BRITA)。AEON等でも購入できます。
1〜2ヶ月に一回はカートリッジを交換しないといけないのでカートリッジ代はかかりますが、1ヶ月で計算してみたら、2Lのミネラルウォーターを毎日買うよりも約300香港ドルお得です。
・カートリッジ1個(約HK$50)>>HK$50/1~2ヶ月
(2人分で計算しています↑)
■ 外食先は安いローカルレストランに行く
私と彼は、平日は自炊を頑張って、外食するなら週末だけ!と決めています。
ただ、平日でも作るのが面倒な時や時間がない時もありますよね。
そんな時、コストを抑えたいなら地元民が愛する『ローカルレストラン』に行きましょう!
和食や洋食・西洋料理レストランにランチに行くと、(レストランによって変わりますが)約100〜250香港ドル(約1700~4500円)かかりますが、ローカルレストランや屋台などのご飯だと大体30〜70香港ドルくらい(約500~1200円)で食べられます。
もちろん、その日の気分によって贅沢する日もあります!(予算内には収めるようにしてますが笑)
✔︎ 地元スーパーの惣菜コーナーからテイクアウト
私は、平日のランチはできる限りお弁当を職場に持って行くのですが、お弁当が準備できなかった時は、地元スーパー『Wellcome』のお惣菜コーナーで買うことが多いです。
私が特に好きなのは、ショーケースに並べられた惣菜を1〜2種類選び、ご飯と盛ってくれるランチボックスのテイクアウト!
量がめちゃめちゃボリューミーなのに、これでたったの34香港ドル(約550円)!
【まとめ】香港で簡単に賢く節約する方法
①家賃を見直す
②交通編
- 香港島間での移動は路面電車(トラム)を使う
- 中環/灣仔⇄尖沙咀の移動はフェリーを使う
③オクトパスカードの利用による割引
- 鐵特惠站(MTR Fare Saver)と補貼領収站(Subsidy Collection Point)を活用
④買い物・食事編
- 買う食材によって買い場所を使い分ける
- ミネラルウォーターは買わない
- 外食先は安いローカルレストラン
こんな感じで、日々の生活、買い物の仕方を工夫すれば、香港での節約は可能です。
私は実際、現地採用なので裕福な生活をしているわけではないのですが、家賃と大学の奨学金(月6〜7万円)を払いながら、毎月給料の25-30%ほど貯金ができています。
(追記:最近やっと奨学金返済生活が終了しました〜〜!!!)
ただ、「節約しなきゃ!」と自分を追い込みすぎると心も体もストレスになってしまうので、無理ない程度でバランスよく生活することで上手く節約しながら香港生活は楽しめると思います!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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